4連勝でストップも、貯金20到達お預けも、ソフトバンク打線は湿り知らずだ。松田宣浩内野手(32)は21号アーチを放ち、柳田悠岐外野手(26)は第1打席に先制二塁打を放つなど2安打。松田は本塁打キングの西武中村に1本差、柳田は首位打者争いで西武秋山に肉薄。ルーフオープンでの試合の連勝も5で止まったが、今日2日こそスッキリと快勝だ。
今季初のルーフオープンデーは、西武に3発10失点を許したが、何も一方的に敗れ去ったわけではない。連勝は4で止まった。12年5月23日広島戦から続いていた屋根を開けた試合での連勝も5でストップした。それでも、満員3万8500人が見守る夜空のもとの“屋外球場”で、柳田、松田がハイレベルなタイトル争いを繰り広げた。
★3番柳田 西武秋山と首位打者争いするスラッガーは、初回から技ありの一打。1死一塁から左翼線へ先制適時二塁打。「コースに逆らわずにうまく打てた」。追い込まれていた場面で、外角直球を逆方向へはじき返した。8回にも左前安打を放ち4打数2安打。打率は3割8分3厘2毛。西武秋山も4打数2安打で3割8分3厘4毛。わずか2毛差でトップを奪えなかった。だが、「どの打席でもヒットは打ちたい」と安打を打ち合った。
★6番松田 本塁打王争いをする男は7回、野上の初球カーブをとらえ、左翼テラスへ今季21号ソロ。この時点で西武中村、日本ハム中田とパ・リーグトップに並んだ。9回に中村が22号を放ち、再び2位もシーズン41発ペース。「(1位タイは)ものの1時間くらいでしたね。おかわり君も、中田翔も打つし、ホームラン打者ではないけど、打てたら打点になるし勝利につながる」と競い合うことを楽しんでいる。
打線は初回に2点を奪い、ここ5試合中4試合で初回に得点を奪う速攻力を発揮。工藤監督は「野手はしっかりと打席に入ってくれている。点差があろうがなかろうが、このままやってくれればと思う」。指揮官が褒めたように、集中して最後まで試合に臨めば、貯金「20」到達の日もすぐに来る。【石橋隆雄】



