中日にとって、この右腕の一本立ちが前半戦最大の収穫かもしれない。若松駿太投手(20)が7回1失点で3勝目を挙げた。6回までは二塁も踏ませない1安打投球。その間に大量援護を受け、スイスイと波に乗った。
「早い回から点を取ってくれたので自分のリズムで投球できた。7回は勝ち急いだというか、完封を意識しなかったと言ったらウソになる。疲れはなかった。メンタルです。そこが課題です」。決め球チェンジアップを意識して早打ちにきたヤクルト打線。そこを逆手にとって初球から制度の高い直球、変化球を投げ込んで打ち取った。
8-0の7回は押し出し四球で1点を失ったが、谷繁兼任監督も「そのうち乗り越えるのでは」と迷わず合格点だ。プロ初勝利に始まり、すっかり先発ローテーションに定着した。「いい形で前半を終われた。後半戦も自分らしい投球を心がけたい」。若武者は無欲で信じた道を突き進む。【柏原誠】



