竜党がナニワでまた、ため息だ。中日が京セラドーム大阪開催の阪神戦で9連敗となった。先発の左腕雄太投手(35)が課題の初回から5安打3失点といきなりの失点。打線も阪神能見から1得点を奪うのがやっと。反発力なく敗れた。14年4月2日から同球場開催の阪神戦になぜか勝てない。
信じられない打球だった。1点を先制され、1死満塁の場面。先発雄太のチェンジアップを阪神新井につかまえられた。一塁方向への打球は人工芝とアンツーカーの切れ目付近で高くはずみライト方向へ。グラブを差し出した一塁手森野も「あればっかりは…」と驚きのアンラッキーなヒットで2失点。1-3という結果を見れば、初回の3失点が最後まで尾を引いた形だ。
イメチェンした阪神能見にもてこずった。試合後の谷繁元信兼任監督(44)は「(能見は)半分以上が変化球。いつもとイメージが違った。それでも、ふたまわり目はみんなで対応しないといけない」と渋い表情を浮かべた。直球とフォークというイメージが強い左腕だが、この日はチェンジアップを多投。今季この試合前まで3試合の対戦で2度も土をつけた「お得意様」に8回1得点と苦しんだ。
京セラドーム大阪での阪神戦は9連敗。まさに鬼門だ。昨季は夏場に同球場で阪神から屈辱的な3連敗を喫した。8月20日には外野手の大島、藤井が激突して落球するという信じられないミスも発生。その後も負けが込んでポロリ落球が低迷の象徴的なシーンとなった。今季も3月の開幕カードでは2試合連続のサヨナラ負けを含む3連敗。中日はナニワ×虎の相性が極端に悪い。
借金は今季ワーストタイの15。首位阪神とは10ゲーム差まで開いた。ファンが見たいのは竜の意地だ。今日こそは、黄色く染まった京セラドーム大阪で勝ちどきを上げる。【桝井聡】



