中日若松駿太投手(20)は熱投実らず、10勝目を逃した。3回に投手の前田に痛恨の2ランを浴びた。逆転を信じて8回2失点、自己最多の148球を投げ抜いたが勝利には届かなかった。

 「前田さんは打撃がいいので野手と同じ感覚でいったけど、抜けてしまった。失投です」。カウント0-2と追い込みながらチェンジアップが浮いた。その後は7回と8回の1死満塁をしのぐなど粘った。谷繁兼任監督は「粘り強くなった。苦しいところをしのいでね」と成長を認め、ねぎらった。

 まだ希望がある。本来ならシーズン最終戦だったが1日の広島戦中止で最終戦が7日になった。未体験の中4日になるが、事情が許せばもう1度先発できる。規定投球回にもあと6回で到達する。指揮官は「可能性はあります」と明言し、友利投手コーチは「150球投げてるので様子を見たい。今すぐ決められない」と体調次第とした。

 7月以降で8勝とローテの柱になった。チーム内の異論も少ないとみられる。体調面には細心の注意が払われるが、山本昌の引退登板もある7日の広島戦で次代のエースが10勝到達というシナリオが現実味を帯びてきた。【柏原誠】