ソフトバンクの新人合同自主トレが9日、西戸崎合宿所でスタートし、ドラフト1位で注目の高橋純平投手(18=県岐阜商)がまさかの初日リタイアとなった。200メートル走で左すねの張りを訴えた。タイムを測っていた山川コンディショニング担当と言葉を交わすと脇にそれ、静かに練習を見守った。
「全体的に思ったよりもきつい練習だった。ダッシュのところで途中リタイアしてしまったので悔しいですね。思ったよりも早いペースで、2本目から張りが出ました」
100メートルの往復を35~40秒以内で10本走るメニューだった。高橋は3本目が終わったところで左足を気にするそぶりを見せると、その後は大きく後れを取った。山川コンディショニング担当は「本人はジョギングでもやりますと話したが、無理させることもない」と、6本目を終えたところでストップをかけた。
高橋は昨夏に左太もも裏を負傷。その影響で、復帰後も左足のほかの箇所に張りが出ることがあった。200メートル走の後は体幹トレーニングをフルメニューでこなすなど、大事には至らず。病院にも行かなかった。今日10日以降のメニューは足の状態を見て決める。
今日10日には工藤監督が視察に訪れる予定だが、高橋に焦りはない。「元気な姿を見せたいが、明後日も練習したいので、監督の前だからといって緊張せず、無理しない程度にやりたい。少しずつでもいいので、毎日持続したい」とマイペースを貫くつもりだ。
約2時間半の練習を終えるとファン1人1人にサインした。プロの第1歩でリタイアしても表情を変えず、平然としている姿には、早くも大物感が漂っていた。【福岡吉央】
<ソフトバンク新人合同自主トレメニュー>
◆午前11時 アップ開始
◆同11時15分 ランニング、ダッシュ
◆同12時 キャッチボール
◆同12時30分 ストレッチ
◆同12時55分 200メートルダッシュ×10本
◆午後1時15分 体幹トレーニング
◆同1時30分 終了



