中日の4番候補ダヤン・ビシエド外野手(26=ホワイトソックス3A)が志願のランチ特打を行った。81スイング中、柵越えは2本だったが「本塁打を打とうとかではなく、内からバットを出す練習だよ」と逆方向を意識。実戦で11打席連続無安打中の新助っ人が、トンネル脱出へ黙々と振り込んだ。

 打ち終わると、加藤チーフ打撃兼野手総合コーチ、土井臨時コーチ、森ヘッドコーチと約10分間、円陣を組み話し込んだ。加藤コーチは「差し込まれているからポイントが近いんじゃないかと。あとは始動が遅いんじゃないかと言った」。打撃フォームにメスを入れるのではなく、タイミングの取り方をアドバイスした。

 今日27日DeNA戦、明日28日韓国・LG戦(いずれも北谷)にも出場予定。ビシエドは「長いシーズンでずっと打てないとは思っていない。必ず結果はついてくる」。心配ご無用と言わんばかりだった。【宮崎えり子】