熱視線を一身に浴びた。日本ハム大谷翔平投手(21)が、広島との練習試合(名護)に「5番DH」でフル出場。スタンドには島尻安伊子沖縄北方担当相が、大勢の警護を従え視察していた。9日の会見では、北方領土の1つ「歯舞(はぼまい)群島」を読めずに話題になった。だが、球界の話題の中心にいる大谷については「私の娘がファンなんです」と明かし、「大きかったですね。人気がある理由がわかりました」と魅力を確認した。
この日の結果は4打数無安打2三振に終わった。大谷は「それぞれ内容があってよかった」と振り返った。特に7回の第3打席は、左腕のオスカルに2球で追い込まれながら、ファウルで粘って9球を投げさせた。「左(投手)の軌道を見られた。その中でスイングできたのでよかったです」。試合前にはブルペンで49球を投げ、投打「二刀流」でキャンプ最終日を締めくくった。
「アリゾナも含めて、いいキャンプができました。(米国は)初めてでしたし、おもしろくやらせてもらいました」と手応えがにじみ出た。アリゾナでは集まったメジャー関係者を驚かせ、高い評価を受けた。現役指揮官であるパドレスのグリーン監督、メジャー通算601セーブのホフマンGM補佐をはじめ、松井秀喜獲得の実績があるジャイアンツ・コックス環太平洋スカウトに、大物代理人のボラス氏…。野茂英雄氏からも「二刀流」を応援された。
最後に政治家からも評価され、目指すは3月25日の開幕のマウンド(対ロッテ、QVCマリン)だ。今日28日の練習試合(対広島、沖縄)を終えると、本拠地の北海道へと戻る。「実戦が多くなる。開幕へ向けた準備を進めていきたい。体調管理はしっかりして、開幕に合わせたいです」。スケールアップした姿を地元ファンに披露する。【本間翼】



