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阪神15年ぶりチーフスカウト制復活、清宮獲り本腰

 怪物スラッガーを取る! 阪神の球団人事で、畑山俊二統括スカウト補佐(52)が来年1月1日付でチーフスカウトに就任することが26日、分かった。来年のドラフト1位は早実・清宮幸太郎内野手(2年)、履正社・安田尚憲内野手(2年)を軸とする戦略を固めている。畑山氏はこれまで西東京、近畿両地区を担当しており、15年ぶりのチーフ制復活で怪物シフトを強化していく。

 阪神が怪物スラッガー獲得に本腰を入れる。来年1月1日付の球団人事で、畑山統括スカウト補佐のチーフスカウト就任が判明。球団首脳は「名称変更の意味合いが強い」と話し、佐野統括スカウトを補佐する立場は変わらない。しかし02年を最後に空位だったポストの復活は、ドラフト戦略に対する熱意の表れと言える。

 球団は来年のドラフト1位候補に、早実・清宮、履正社・安田を軸とする方針を固めている。15年には新人王を獲得した明大・高山、今年は白鴎大・大山と2年連続で野手を1位で指名し、周囲を驚かせた。これは生え抜き野手が育っていないことへの危機感の表れ。シーズンでは超変革のスローガンを掲げ、原口や北條ら来季につながる若い芽が台頭したが、絶対数は依然として不足している。「主軸を打てるスター選手は絶対に必要だ」と電鉄本社からも怪物スラッガーを待望する声が上がっている。

 過去の苦い経験もあるようだ。古くはPL学園・清原にはじまり、星稜・松井、大阪桐蔭・中田ら怪物と呼ばれた超高校級の打者を1位指名したが、ことごとくクジに外れた。伝統ある球団で生え抜き選手に4番を任せたいという強い思惑もある。

 清宮は卓越した技術はもちろん、高校生ながら抜群の人気と集客力を誇っている。安田も地元のスター候補で、猛虎のウイークポイントと言える三塁を守れるのは魅力だ。ともに来春のセンバツに出場し、甲子園を沸かせることは確実。10年に1人しか出てこない大型スラッガーを、取り逃すわけにはいかない。球団ドラフト史上初となる3年連続の野手1位に踏み切る可能性は高い。

 畑山統括スカウト補佐は両スラッガーが所属する西東京と近畿地区の担当。「チーフ」に就任することは対外的にも力の入れ具合を示すことになる。年明けからも、密着のダブルマークを続けていく方針。怪物シフトを強化し、魅力あるチーム作りを進めていく。

 ◆安田尚憲(やすだ・ひさのり)1999年(平11)4月15日、大阪府生まれ。豊津第一小1年から「豊津東少年野球団」で野球を始める。豊津中では「レッドスターベースボールクラブ」に所属。履正社では1年夏からベンチ入りし、今夏は甲子園3回戦進出。いわて国体優勝。明治神宮野球大会優勝。50メートル走6秒7。遠投96メートル。好きな選手は元ヤンキース松井秀喜。188センチ、93キロ。右投げ左打ち。

 ◆清宮幸太郎(きよみや・こうたろう)1999年(平11)5月25日、東京都出身。小3から野球を始め、東京北砂リトルに所属した12年のリトルリーグ世界選手権で優勝。エースで4番として5試合3本塁打の活躍だった。調布シニアでは一塁手。早実で1年春からレギュラーとなり、同年夏に甲子園4強入りした。高校日本代表にも選ばれU18W杯出場。今年は春夏とも甲子園出場は逃した。主将となった今秋、東京大会で優勝し明治神宮大会準優勝。高校通算78本塁打。184センチ、97キロ。右投げ左打ち。

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