巨人高橋由伸監督(42)が若き大砲候補のケツをたたく。来季4年目を迎え、正三塁手候補の岡本に「監督になってから期待はずっとしている。ただ、岡本だけに限らず、いつまでも同じ期待をするかといったら、そうじゃない」と、期待度は不変ではないとした。

 さらに2ケタ本塁打を来季目標と掲げていることに「2桁って。10本と20本と30本じゃ、えらい違いだから」とハードルを引き上げ、厳しい言葉を続けた。

 高橋監督 何本というよりも、たくさん打てるだけ、出してもらえるようになれということ。チャンスは与えなくちゃいけないかもしれないけど、出してもらっているようじゃどうなの? 普通に出て、自分で打席数がもらえるように早くなってくださいという感じ。

 指揮官のハッパは岡本に伝わっているはずだ。今オフは球界のホームランキング、西武中村と合同自主トレも敢行した。50発という超大台にも「いずれは打ちたい。打率3割、100打点も目指したい」と将来的にとはいえ、2ケタ本塁打を大きく超える目標も公言した。高橋監督の期待に応えられるか、来季は答えが求められる。【広重竜太郎】