一難去ってまた一難…。日本ハムのドラフト1位、清宮幸太郎内野手(18=早実)にアクシデントが襲った。

 22日、1軍本隊から離れて2軍本拠地の沖縄・国頭で守備練習中に異変が起きた。腹痛を訴えて、練習を早退。名護市内の病院で検査を受け、急性胃腸炎と診断された。点滴などの治療を受けた。23日は楽天との練習試合(金武)が予定されているが、試合への同行や練習参加も含めて、当日の朝の回復状態を見て決定されることになった。

 1月にはウエートトレーニング中に右手親指を負傷。骨挫傷と診断され、打撃練習は制限がかかり、21日にプロ初の屋外フリー打撃を開始したばかりだった。この日もフリー打撃では51スイングで場外弾5本を含む12本の柵越えを披露していた。その後の守備練習中に腹痛を訴えて、球場を後にした。練習開始前から異変があったもよう。その中で快音も連発していたことになる。

 赤間総合公園で練習試合の指揮を執っていた栗山英樹監督(56)も試合中に報告を受けた。「いろいろ精神的にも疲れていたと思う」と、心配した。注目を浴び続けている超大物新人は再び、体調を万全に戻すことに専念することになりそうだ。