阪神望月惇志投手が5回8安打4失点で降板した。

 初回にいきなり3本の長打を浴び2失点。4回には1死から園部に148キロの直球をとらえられ、左中間にソロ本塁打を被弾した。この日は最速153キロを記録するも、終始持ち味のスピードボールを狙われ、強打される場面が目立った。

 矢野2軍監督は「アウトになっている真っすぐも全部とらえられているし、空振りもほとんどなかった。スピードはある程度出ているけど、真っすぐで空振りとかファウルを取れてこないと、望月の良さが出てこない」と指摘した。

 望月は自身の投球を振り返り、「いろんなところに原因はある。タイミングをずらしたり、フォームで工夫したりというのが必要かなと思います」と課題を挙げた。1軍のマウンドが近づいていただけに、悔しさの残る登板になった。