オリックス山岡が“救い投げ”で、4月22日楽天戦以来の3勝目を挙げた。この日先発予定だった金子が前日14日に体調不良を訴え、出場選手登録を抹消された。緊急事態に福良監督は「前回の球数を考えたら気の毒なんだが」と体調を案じながらも、11日ロッテ戦の中継ぎで3回1/3、58球を投げた山岡を代役に指名。6回2失点で期待に応えた右腕は「できるだけ長いイニングを投げようと思っていました」。外崎、山川に被弾も、いずれもソロ。2点のリードを守り、6回でバトンをつなぎ、チームを4位浮上に導いた。

 7月28日の日本ハム戦で10敗目。連敗期間は通常より大きめ、小さめのボールを使って指のかかりを調節する練習に打ち込み、出口を見つけようとした。配置転換され、中継ぎ6試合で得た粘りの投球術も力になった。先発再転向の可能性は高いが、山岡は「明日からまた中継ぎの準備をします」と気持ちを引き締めた。