静岡学生野球秋季リーグの表彰式が17日、清水庵原球場で行われた。チームが持つ史上最長記録を更新する7季連続優勝を飾った日大国際関係から、最速150キロ右腕の続木悠登投手(4年)が、初の最高殊勲選手(MVP)に選ばれた。

続木は、トロフィーを手に受賞の喜びを語った。「打者に助けてもらった印象が強いので、もらっていいのかなという気持ちです」。本人は謙遜するが、力強い直球と切れ味鋭いフォークを武器に7勝1敗、防御率1・17と大活躍した。9月22日の常葉大浜松戦では無安打無得点を達成し、特別賞も受賞した。

また、続木とともに先発2本柱として日大国際関係の7連覇に貢献した小沢拓馬投手(4年)が、今春に続き2度目の最優秀投手賞を受賞した。5勝0敗、防御率0・21と抜群の安定感を見せた右腕は「リーグ優勝できてよかったと思います。目指している賞だったので、よかったです」と、笑顔で話した。

日大国際関係と2位の静岡産大は、19日に開幕する東海地区選手権(岐阜・長良川球場)に出場する。プロ志望届を提出している続木は「最後のアピールの場。なんとか自分の投球をしていきたいです」。リーグ戦に続く力投で、勝利に貢献する。【鈴木正章】