西武松井稼頭央2軍監督(43)が6日、指導を開始した。

秋季キャンプ初日。2軍コーチ陣とともに、西武第2球場で残留組を受け持つ。今季限りで現役を引退し、4日に就任が発表された。前日の休日を挟み、この日が2軍監督としての指導初日だった。

午前10時からスタート。あいにくの雨のため、アップは室内で行われたが、キャッチボールからは屋外へ移動。選手の間を縫うように積極的に動き回った。ブルペンにも移動し、投手陣にも視線を送った。時には冗談も交え、選手に言葉をかけた。

初日を終え「選手1人1人の顔を見ると、みんな良い顔をしていました。良い練習が出来て、良かったです。厳しい中にも楽しさがある。練習だからこそ、楽しく。自分自身も楽しかったですね」と、うれしそうに話した。

秋のテーマについては「始まったばかり。いろいろ、つくりあげるものがある。非常に良い時間になるのでは。まずはこの秋、みっちり練習する時間を持ちたい。振る量、捕る量をしっかり」と、就任会見でも語った土台作りにあてるつもりだ。

最後は、選手時代とは違い、長時間立ちっぱなしのため、「腰に来るね」と苦笑いを浮かべた。