西武は14日、来季支配下選手契約を結ばないと通告していた高橋朋己投手(29)と与座海人投手(23)と、育成選手契約を結んだと発表した。

高橋朋は14、15年と20セーブ以上を達成。抑えとして活躍したが、16年に左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術を受け、17年に実戦復帰した。今季は開幕1軍入りを果たしたが、3月31日の日本ハム戦で左肩に違和感を訴え降板。関節痛で2軍に降格しリハビリを続けたが、再昇格は果たせなかった。今月に入って患部の回復を促すPRP注射を受け、現在はリハビリ中。「今年にかける気持ちは強かったですが、裏切ってしまって申し訳ないと思っている。選手として契約してもらえたので、精いっぱい、この身を削って頑張ります」と話した。背番号は123。球団は、今季までの背番号43を空けて待つ方針で、渡辺SDは「投げられるようになれば、1軍の選手。試合で投げられると判断した時点で、支配下に戻します」と期待していた。

17年ドラフト5位の与座は、10月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建手術を受けた。「早くて1年、そこからパフォーマンスを上げるには1年半かかると言われている」と今後の目安を明かした。背番号は124。「いろいろ回りの方に期待してもらっていたのに、結果を出せずに申し訳ない。まだ野球ができなくなった分けではないので、まず試合で投げられる状態に持っていけるように、気持ちをコントロールしてやっていきたい」と前向きに話した。渡辺SDは「1年半が目安になる。再来年に向けて、やってもらいたい」と話した。