阪神矢野監督が来春のキャンプ序盤までノーサインを継続する方針を明かした。2度の紅白戦では指示を出さず、選手の判断に任せた。

あす17日には就任後初の対外試合となる韓国LGとの練習試合が行われる。新指揮官のタクトに注目が集まるが、「(サインは)出さないよ。指示を待ってやるのと、自分からやりにいくのとでは、受け止め方が違う。それだけ考えて自分でやるのは大事やと思うから。来年の初めの方もなるべく、そういう形で」とサインは封印する。

きょう16日に予定されるシート打撃では無死二塁に設定。もちろん、ノーサインだ。「自分がどうしたいか。普通は(進塁のために)押っつけるで。配球を読んで、カーンと引っ張れば、カッコいい」。選手の野球脳を刺激し、スローガンに掲げる「超積極的」をより促す。