慶大が立大に開幕2連勝で勝ち点1を挙げた。プロ注目の1番打者、柳町達三塁手(4年=慶応)が初回に中前打で出塁。先制点につなげた。前日の3安打に続き2安打を重ね、通算90安打。100の大台へ残り10本とした。連覇を狙う法大は、東大に4本塁打を含む17安打18得点の大勝。連勝で勝ち点1とした。

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ストライクの球は全部、振った。初回、柳町は立大・手塚に対し、ボール、ファウル、ボール、ボール、ファウル、ファウルとした後の7球目、109キロの抜け球をライナーで中前に運んだ。「しっかり振っていることを意識してます」。

前日の第1打席は初球を中前打で先制のホームイン。この日は次打者の内野ゴロで走者が入れ替わったが、3番中村の先制2ランにつながった。ゾーンに来た球を積極的に振った成果だ。

7回にも1ボールからの2球目を右前打。開幕2試合で5安打の固め打ちに「まずまずです」と控えめに言った。通算100安打まで10本とし「1打席1打席に集中するだけです。春で100安打を超える勢いでやりたい」と気を引き締めた。リーグ記録は明大・高山俊の131本。慶大の大先輩・高橋由伸は歴代6位の119本だった。この勢いで、どこまで迫れるか。