中日が開幕21試合目で初の完封負けで、連敗した。先発山井大介投手が序盤に会沢、菊池涼、長野にソロを3被弾し、今季最短の4回4失点KO。打線も広島の先発野村から7安打を放ちながら、3度の得点圏に主軸が凡退した。投打がかみ合わず与田監督の言葉にも力がなかった。

「序盤で本塁打3本にスクイズも決められた。ビハインドを追いかけるのはしんどかった。これまで大量点で勝利をものにしたこともある。(投打がかみ合わないことは)シーズン中でもよくある」

25日の予告先発はロメロ。外国人枠の都合で1人が出場選手登録を抹消される。指揮官は「ここでは言えない。発表を見てください」と明言を避けたが、好機に2度凡退し、今季17試合で5打点、得点圏打率7分1厘と不振のアルモンテが外れることが濃厚だ。

「明日が大事」と与田監督。19日には首位ヤクルトに0・5差と肉薄し、3年ぶりの首位もかいま見えた。この連敗で連続カード勝ち越しは「3」で止まり、首位巨人には3差まで引き離され、振り返ると4位広島に1・5差にまで迫られた。【伊東大介】