最下位オリックスは先発山本でも交流戦を白星スタートは出来なかった。立ち上がりからピンチを招いて終始リズムをつかめず、DeNA打線に今季ワーストの8安打を浴び6回3失点で3敗目。「相手に先取点を与えてしまい、チームに流れを持ってくることができなかった。ちょっと力みがあって、フォームのバランスが崩れてしまったりで、悪いところばかり出てしまった」と悔やんだ。

山本は2回1死から元同僚の伊藤光にカーブをとらえられ、左中間への先制ソロを被弾。4回には2四球などで2死満塁を招き、大和に中前へ2点適時打を許した。

西村監督は「今までで一番よくなかった。いつもより球威がなかった」と指摘した。 打線は10安打を放ちながらも得点は8回のロメロの4号ソロのみと、燃費が悪かった。3回1死一、三塁から大城がスクイズを試みるも、失敗に終わった。これで引き分けを挟み今季ワーストの5連敗で、借金も最多の12に膨らんだ。指揮官は「1つ1つ返していかないといけない」と前を向くしかなかった。【古財稜明】