オリックス中川圭太内野手(23)がプロ初のスタメン4番に座った。

吉田正がスタメンを外れたこともあり、交流戦で首位打者となった新人が大役を務めることになった。中川は4月24日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で「7番・三塁」で初めてスタメン出場。「最後のPL戦士」と注目を集めていたが、交流戦で3割8分6厘の高打率をマークした。ここまで1、2、5、6、7番を務めてきたが、ついに4番に昇格した。

初回2死無走者での初打席は、西武の先発・今井にカウント1ボール2ストライクと追い込まれながらも、変化球を捉えてしぶとく左前に落とし、4番初安打をマークした。さらに8回1死二塁の第4打席では中前打を放ち、ドラフト制後ではパ・リーグの新人初となる6試合連続マルチ安打を記録した。

吉田正は腰の張りによるスタメン落ちとみられるが、試合のここ一番の場面に備えて代打待機する見込み。