オリックスが17安打14得点の猛攻で首位ソフトバンクに大勝し、今季2度目の5連勝を果たした。打線をけん引したのは8番打者の安達了一内野手だ。3打席連続タイムリーの計4打点で逆転勝利に大きく貢献した。安達は「まさかですね。自分でもびっくりしました」と笑顔をみせた。

安達の一打が序盤の劣勢を吹き飛ばした。3点を追う2回、2死一、二塁から中前打でまず1点。直後に盗塁を成功させ、通算100盗塁に到達した。4回には1死満塁から遊撃強襲のタイムリー。2点を追う6回2死二、三塁で迎えた第3打席は松田遼の初球を左中間へはじき返す同点2点適時二塁打を放ち、若月の決勝右前打で生還した。

西村監督は「ここのところ打線が調子がいい。それにしても終盤の攻撃は見事。安達もよく打ってくれました」とにっこり。この日の勝利で4位ロッテ、5位日本ハムまで0・5ゲーム差。4月26日以来の最下位脱出も目前に迫った。3位楽天にも2・5ゲーム差で逆転CSが現実味を帯びてきた。【古財稜明】