阪神高橋遥人投手(23)が宿敵にリベンジする。

29日中日戦はグラウンドコンディション不良で中止となり先発予定だった秋山はスライドせず、30日巨人戦(甲子園)は予定通り高橋遥が先発することになった。プロ2年目の左腕が大事な「伝統の一戦」3連戦の先陣を切る。

今季はここまで巨人戦に3試合先発して1勝1敗、対戦防御率2・79と相性は悪くない。しかし、前回16日(東京ドーム)は好投を続けながら岡本に逆転2ランを浴び1発に泣いた。「この前は3試合連続でホームランを打たれてしまった。直接負けにつながるホームランは駄目だと思う。しっかり低めに投げきっていければと思います」。現在リーグトップ33本塁打の坂本勇に岡本、丸、ゲレーロ…。1発のある強力打線を相手に被弾阻止を誓った。

5月上旬に1軍昇格してここまで14試合に先発し防御率2・86。カード頭を任されるまでになったが、高橋遥は初心を忘れない。「僕は代わりで(ローテーションに)入らせてもらって1試合1試合が勝負。今もそういう気持ちで投げている。最後まで1軍に入れるように、大前提に勝てるようにやっていきたい」。残り23試合。まずは巨人相手に白星を挙げる。【磯綾乃】