阪神が来季新外国人選手として、大リーグ通算92本塁打でエンゼルスからFAとなっていたジャスティン・ボーア内野手(31)の獲得を14日、発表した。

1年契約で、年俸は約2億7500万円(250万ドル)。ボーアはMLB4シーズンで2ケタ本塁打(20発以上は3シーズン)を放った左の大砲。今季はエンゼルスで52試合出場して8本塁打だったが長打力は健在で、今季リーグ5位のチーム94本塁打、同ワーストの538得点だった阪神の新主砲として期待がかかる。

「昨シーズンのオフに阪神タイガースから熱心に誘っていただいて以来、私の尊敬するイチロー選手や、今年チームメートだった大谷投手からも、日本の野球に関する情報をいろいろ教えてもらい、日本でプレーすることを真剣に考えていました。今年も阪神タイガースからオファーをいただいたことで、日本でプレーすることを決めました。イチロー選手を訪ねて神戸を訪ねたこともあるので、違和感は全くありません。来日したらすぐにコンビニに立ち寄って、ツナや照り焼きチキン入りのおにぎりを買っていると思います。まずは、キャンプでチームメートからいろいろと教えてもらい、早くチームの一員として認められるように頑張っていきたいと思っています。ファンの皆さん、応援よろしくお願いします」とコメントした。(金額は推定)

◆ジャスティン・ボーア(Justin Bour)1988年5月28日生まれ。米ワシントンDC出身。MLB通算92発を誇る左のスラッガー。14年にマーリンズでメジャーデビュー。15年に同球団で129試合出場し23本塁打。17年には25本塁打を記録するなど18年まで4シーズン連続2ケタ本塁打。今季はエンゼルスでプレーした。193センチ、122キロ。右投げ左打ち。