オリのAロッド、ここにあり!オリックスの新助っ人アデルリン・ロドリゲス(28=パドレス3A)が6日、フリー打撃で柵越えを連発し、存在感を示した。早ければ13日の紅白戦に出場する見込みとなった。

無人の左翼席に白球がポンポンと着弾した。65スイングで14本の柵越えを披露。打った本人は「完璧です。現段階ではこんなもの」と余裕の表情だった。ランチ特打終了後にはアダム・ジョーンズ外野手(34=ダイヤモンドバックス)から「ゴロばかり打っていた第1クールよりもよくなっているね」とお褒めの言葉をもらった。

チームのため、守りでも貢献する。本職の一塁だけでなく、この日は三塁でもノックを受けて準備した。一塁にはT-岡田やモヤ、三塁には中川や宗がおり、ポジション争いは激しいが「どんな形でもチームに貢献できるかが重要」とフォア・ザ・チームの精神を持つ。西村監督は「(第1クールより)状態を上げてきた。早めの紅白戦を意識している。13日ぐらいになるかも」と実戦予定を示唆した。頼れる新助っ人はジョーンズだけではない。“Aロッド”も打ちまくる。【真柴健】

◆アデルリン・ロドリゲス 1991年11月18日、ドミニカ共和国生まれ。セントロ・エデュカティボ・ロス・パルマレス校をへて、08年にメッツと契約。15年にマリナーズへ移籍。16年から3年間、オリオールズでプレーし、19年はパドレスに加入。昨季3Aで75試合に出場して打率3割2分1厘、19本塁打。マイナー通算の打率は2割6分9厘、174本塁打、700打点。191センチ、95キロ。右投げ右打ち。