楽天の正捕手定着を目指す2年目の太田光捕手が、外出制限中の時間を勉強に費やす。新型コロナウイルスのまん延により、ほぼ寮内での生活を強いられているが、故野村克也氏、古田敦也氏の著書をもう1度、熟読しているという。

中でも広陵高時代に購入し、参考にしてきた「野村ノート」については「打者のタイプをAからD型まで分類することを学び、対戦する打者がどのタイプで、カウントや状況によってどのように変化していくかなどを観察するようになりました。これはプロ野球選手になった今でも続けています」と説明する。

またビデオ学習にも余念がない。春季キャンプから、涌井、酒居ら新加入投手の特徴を頭にたたきこんできたが、映像で復習。「前のチームでどんなスタイルで投げていたのかをもう一度見直しています」。旧知の投手も嶋(現ヤクルト)がリードしていた時のビデオを見て、生かし方を再確認している。現在は寮付近でのランニングでリフレッシュ。練習再開、そして開幕へ、目と頭で備えている。