教えて! 浅村先生。楽天浅村栄斗内野手(29)が27日、広報を通じて特別授業を開講。同い年の則本昂大投手、“門下生”内田靖人内野手、黒川史陽内野手からの質問に真剣に答えた。

   ◇   ◇   ◇

Q則本昂 同級生の則本です。プロに入って今まで打ったホームランの中で1番のホームランはどのホームランですか? 個人的には一昨年に前橋で右中間に打たれた逆転3ランは度肝を抜かれました。あと、打者目線で「嫌だな」と思う投手の共通点は何ですか?

A浅村 いきなりノリ(則本昂)ですか。去年、移籍して初めて楽天生命パークで打ったホームランも印象深いし、ノリから前橋で打ったホームランも良かったですね。でもプロ生活全体で考えると(西武時代の)15年9月26日の8回に楽天のクルーズから打った勝ち越し満塁ホームランが印象深いです。1点差を追いつかれた後、みんながつないでくれたチャンスで、クルーズのストレートを仕留めた会心の一発でした。

あのようなホームランを今年も打ちたいです。あと、「嫌だな」と思う投手の共通点は、ノリもそうですけど、やはりストレートが強いピッチャーですね。差し込まれる、押し込まれる感じのピッチャーは嫌だなと思います。だから、そういうピッチャーのストレートをしっかり打てた時は本当にうれしいです。去年、ノリとは一緒にお立ち台に立てなかったので今年はぜひ一緒に立ちたいですね。

Q内田 浅村さん、お疲れさまです、内田です。浅村さんが自分自身で「プロでやれる」と思い始めたのは何年目からですか。また、その手応えをつかんだ理由、きっかけは何ですか。あと、実戦からかなり離れている今、打撃の感覚を維持するためにやった方がいいことは何ですか? 教えてください!

A浅村 まず「プロでやれる」と思い始めたのは2013年からですね。今も続けているのですが、その年から体幹トレーニングをやり始めました。そこからスイングが安定しましたし、飛距離がアップしましたね。打撃の感覚を維持するのはとにかくバットを握ること。これしかないです。内田が持っている能力は本当にすごいです。今年一緒に自主トレをやりましたし、何かをつかんでくれるといいですね。

Q黒川 浅村さんから全てを学びたい黒川です。毎日、試合がある中でオフはどのようなことをしてリフレッシュしていますか? あと、高卒1年目の今だからやっておくべきことは何ですか? 教えてください。よろしくお願いします。

A浅村 まず、リフレッシュは単純ですけど、自分がやりたいことをやることですね。それが1番リフレッシュできます。もちろん、自分がやるべきことをやったうえでですよ。あと、今やっておくべきことは、とにかく強くバットを練習から振ることですね。高校時代と相手のレベルが全然違うので、とにかくボールに負けないスイングをすること。そうすればスイングのスピードも速くなるし、安定したフォームも身につくので続けてやってみてください。黒川はここまでキャンプから一緒にやってきていますけど、とても19歳とは思えないです。僕も負けないように頑張ります。

「活動休止中の自主練習は部屋で体幹をしたり、外でジョギングをしたり、できる時はキャッチボールやティーバッティングをしたりしています」という浅村は最後にファンに向け「今、コロナで大変な状況ですが、みんなで乗り越えましょう。乗り越えた時に元気な姿を皆さんにお見せできるようしっかり準備をしたいと思います。今シーズンも熱いご声援、よろしくお願いします」と呼び掛けた。