阪神担当記者がオンライン座談会　期待の選手を熱弁

いよいよ開幕がやってくる。阪神は2日広島戦（甲子園）から練習試合をスタート。6月19日、巨人との開幕戦（東京ドーム）に向けて急ピッチで準備を進める。日刊スポーツでは矢野阪神の戦いを追う松井周治キャップ、桝井聡サブキャップ、磯綾乃、奥田隼人、只松憲の虎番5人がオンライン座談会を開催。各自が期待する選手を挙げ、日本一を目指すチームに愛情エールを送った。

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松井　画面越しではあるが、みんなの顔を見るのも久しぶりだなぁ。

桝井　3月下旬からは在宅ワーク、オンライン取材がメインでしたからね。開幕日が決まってようやく始まりますね。

松井　期待する選手は？

奥田　やっぱり矢野新構想で2番に入る近本選手でしょう！　小技よりも打で打開する「超攻撃型」のつなぎ役！　2年連続の盗塁王も間違いなし！　2年目のジンクスなんてまったく感じません。あとはメジャー通算92発のボーア選手が大爆発してくれれば…。ぶっちぎる可能性がありますよ。

磯　私は藤川投手を推したいです。名球会入りの日米通算250セーブまであと「7」。5月29日紅白戦の3連続三振は強烈なインパクトで、3月よりも状態上がっている様子でした。

桝井　球界最年長の福留選手も「2度目の大台」が迫ってます。すでに日米通算2000安打は達成済みですが、あと103安打でNPB2000安打に到達する。先日、41歳の誕生日を迎えた能見選手といい虎のベテラン陣は元気ですね。

松井　只松、全然しゃべらないな。画面がフリーズしているぞ。

只松　僕はエドワーズ投手がキーマンだと思っているんです。

松井　エドワーズか…。

只松　そうなんです。「リベラカッター」「ジャイロスライダー」に加えて、緩急をつけるためにカーブを投げる。春季キャンプで日本人投手がたくさん投げるのを見て、投げ始めたそうで、武器が多い。対応力がある。本当に昨年のジョンソン級になり得る。今季は異例のシーズン120試合制。ある意味、短期決戦です。中継ぎ陣の働きがカギを握ります。

桝井　只松はしゃべりだしたら止まらないな。なるほど。一番冷静な分析だな。

松井　確かに今年は異例のシーズン。「今年は日本一になると決めている」と公言する矢野監督の采配にも期待だな。投手継投もけっこう大胆になるんじゃないかな。選手の入れ替えが重要だな。そこもさえて、しぶとく優勝。そうなれば最高だな。

桝井　ところでこの2カ月間、選手はどんな「おうち時間」を過ごしたんだろう？

磯　特に投手陣の中で韓国ドラマが流行したみたいですね。日本でも流行っている「愛の不時着」が大人気で「梨泰院クラス」も人気。オンライン取材や球団のインスタライブではドラマの話で盛り上がっていました。

只松　読書や動画を見て研究している若手選手が多かったですね。ルーキーの西純投手は「お股ニキ」著書の「ダルビッシュ最強投手論」を読んでいるようです。

桝井　さすがだな。ちなみに奥田は？

奥田　来るシーズンに向け、ボディーメークですよ。毎日30分ランと腹筋、腕立て、食事は炭水化物を抜いて豆腐・キムチ・納豆を欠かさず取っています。

松井　その情報は…。いらないな。

◆松井周治（47歳＝96年入社、担当1年目）9年ぶり現場復帰で自身6度目のV経験狙う。何事も背水の覚悟で臨む「ファイナルチャレンジ」がモットー。

◆桝井聡（37歳＝06年入社、担当4年目）矢野監督と同じ12月6日生まれ。あの引き締まった体とは似ても似つかぬ中年体形。

◆磯綾乃（28歳＝14年入社、担当2年目）今季もおいしいお酒とご飯を楽しみに、毎日仕事にいそしみます。私もパワーアップしてるかも…。

◆奥田隼人（25歳＝17年入社、担当2年目）近本、大山らと同世代の94年組。大好きな競馬で感性を磨く日々。