日本ハム河野8回途中2失点「悔しい」援護恵まれず

  • オリックス対日本ハム 2回裏オリックス2死二塁、山足に左中間へ先制の適時二塁打を打たれ打球の方向を見る河野(撮影・前岡正明)

<オリックス2-1日本ハム>◇12日◇京セラドーム大阪

ルーキーの奮闘も報われなかった。日本ハム河野竜生投手(22)が、オリックス6回戦(京セラドーム大阪)で3度目の先発マウンドに上がり、プロ最長の7回1/3を8安打2失点(自責1)と好投した。だが打線の援護に恵まれず、2敗目。チームは今季初の3連敗で単独最下位に転落した。

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ドラフト1位左腕の好投が唯一の光明だった。河野はプロ最長となる7回1/3を8安打2失点(自責1)と好投。「チームが勝てなかったのが一番悔しい。今日は本当に大事な試合で、勝てなかったのが悔しい。それだけです」。連敗中の苦しいチーム状況を救うことだけ考えていた。

同学年のオリックス山本と、堂々の投げ合いを演じた。5回までパーフェクト投球だった相手に「圧倒している感じがすごくした。すごいなって思いました」。ストライク先行、自分の間合いでアウトを積み重ねる山本の姿を見て、持ち前の負けん気に火が付いた。「負けたくないという意識で投げていた。それがまだ、結果につながらなかった」。3回以降は気迫あふれる無失点投球も、試合の流れまでは変えられなかった。

プロ初勝利はまたもお預け。それでも、キレのある直球と丹念に低めを突く変化球で手玉に取り、8回途中まで投げた。栗山監督は「相手に(能力を)引き出してもらうことって投手ってよくあるんだけど、そういう意味では(山本を)大きなライバルであると言えるように、やってくれればうれしい」と、今後への期待を膨らませた。

河野は「なかなか勝ちには結び付かないのですが、焦らずに、自分のパフォーマンスを出せる準備をやっていきたいと思います」と前を向いた。チームは厳しい状況が続いているが、ドラ1左腕の力投を反攻へのエネルギーに転化させていく。【木下大輔】

▽日本ハム木田投手コーチ(先発河野、2番手井口について)「(河野は)投球フォームも内容も落ち着いて、やってくれた。ここ何試合かの井口は厳しいところで出て、集中して投げてくれている。今日も助けてくれたなと思っています」