紅組で先発した阪神高橋遥人投手は「脱力投法」で2回1安打無失点にまとめた。「フォームを重視して、ミットまでしっかり強いボール、遅いけど強いボール投げようかなと」。直球は2回に計測した145キロが最速で、序盤は120キロ台後半。力強い球を求めて試行錯誤する中、最善の策を取った。

昨季後半に取り入れた「脱力投法」。それでも追い求めるのはやはり、持ち味の威力ある直球だ。「本来はもっと力で押していきたいんですけど、それが戻ってくるまでは我慢して、こうやって工夫して投げていくしかないのかな」。今後もブルペン投球を重ね、しっくりくる感覚を探す。

自身初の開幕ローテーション入りを目標に掲げてきた。「1回も入ったことがないので、入りたい気持ちはすごくある。そこを見なきゃいけないんですけど、今の自分をしっかり見つめて、取り組んでいければ」。まずは納得のいく直球をつかむ。

▽阪神金村投手コーチ(高橋の脱力投法について)「今どっちにしようかと自分で試行錯誤しているところ。目いっぱい振っていくのか、振ったらフォームが崩れるし。逆にしっかりしたフォームでコントロール重視でいくのか、自分の中でやっている」

 

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