巨人から移籍のDeNA田中俊太内野手(27)が、古巣を相手に3安打6打点の大活躍を見せた。

まずは3点を追う2回無死満塁、巨人先発菅野の初球を捉えてセンターへ。距離十分の犠飛で三走の佐野が生還し、チームの今季初得点をもたらした。

1点を追う3回2死一、三塁の第2打席では、同じく菅野から中前に同点適時打を放った。移籍初安打に「打ったのはカーブだと思います。攻めていく気持ちで打席に向かいました。結果タイムリーヒットとなり良かったです。まず1本出てホッとしています」と引き締まった表情で話した。

再び3点差とされた7回2死満塁では、巨人3番手鍵谷から右前に2点適時打を放ち「打ったのはフォークです。積極的に打ちに行きました。うまく捉えることが出来て良かったです」と話した。

さらに1点差の9回2死二、三塁では、巨人中川から左前に同点の2点適時打を放った。

昨オフ、FA移籍した梶谷の人的補償で加入したユーティリティーが、開幕戦でいきなり結果を出した。

◆田中俊太(たなか・しゅんた)1993年(平5)8月18日、神奈川県生まれ。東海大相模時代に10年夏の甲子園準優勝、11年センバツ優勝。東海大-日立製作所を経て17年ドラフト5位で巨人入団。過去3年間の通算成績は209試合、打率2割3分9厘、7本塁打、32打点、10盗塁。178 センチ 、82 キロ 。右投げ左打ち。昨年12月、巨人にFA加入した梶谷の人的補償としてDeNA移籍。広島田中広輔内野手は実兄。

▼DeNA田中俊太内野手が3安打6打点。開幕戦で6打点以上は、82年柏原(日本ハム)と羽田(近鉄)94年トラックスラー(ダイエー=7打点)以来27年ぶり4人目。

セ・リーグでは85年レオン(大洋)86年ポンセ(大洋)94年松井(巨人)11年長野(巨人)19年筒香(DeNA)の5人がマークした5打点を上回る新記録となった。なお開幕戦で6打点しながらチームが負けたのは、82年羽田(近鉄)以来39年ぶり2度目。羽田は阪急戦でチームの全打点を挙げたが、6-7で敗れた。

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