右肩不調で2軍調整中のソフトバンク東浜巨投手(30)が実戦復帰登板でいきなりアクシデントに見舞われた。

2回無死一塁で、郡司の打球が左足首付近に直撃。苦悶(くもん)の表情で、グラウンドにうずくまった。球場は騒然。東浜は足を引きずりながらベンチへ下がった。そのまま降板となり、2番手松本にマウンドを譲った。

初回は1死から溝脇に左前打を許すも、次打者の遠藤をシンカーで二併に仕留めていた。2回途中2安打1失点で、直球の最速は146キロだった。

1軍の西武戦前に取材に対応した工藤監督は「今日からっていう時だったんですけど…。回復してもう1回やり直し。球数、イニングも含めて」と心配の表情だった。

東浜は昨季開幕投手を務めるなど9勝2敗、防御率2・34。先発として結果を残したものの、終盤戦に右肩の不調でチームを離脱した。さらに昨年12月24日には新型コロナウイルスに感染し、自宅療養が続いた。昨季11月以来約5カ月ぶりの実戦復帰だったが、不運に見舞われた。