天敵退治の使者だ! ソフトバンク上林誠知外野手(25)が、19年から3年越しの8連敗を喫している西武高橋攻略を誓った。

「出る準備はしています。(5日に)結果が出て(高橋)光成なので、いいイメージで入っていけるんじゃないかと思います」

上林は高橋に対して通算14打数8安打、3本塁打、8打点。打率5割7分1厘の好相性で、本人も「得意ですね。(そういう)印象はあります」と自覚しているほど。1学年下の右腕とは、13年のU18高校日本代表でチームメートだったこともあり「光成が気を使ってるんですかね…?」と、冗談めかしながら話した。

7日に先発してくる高橋に、チームは今季2試合で防御率1・80と抑え込まれており、すでに2勝を献上した。一方の上林は今季初スタメンだった5日の楽天戦で、1号2ランを含む3安打4打点の活躍。1点差の9回には起死回生の同点打も放った。

それでも開幕2軍スタートの悔しさはまだ晴らしきっていない。「マイナスではなく、プラスだけ考えていきたいです」。ソフトバンクに無双を続ける天敵は、上林のバットで止める。【只松憲】