背番号「30」を最も長く背負ったのは、金子誠(現野手総合コーチ)だ。北海道に本拠地移転直前の03年から引退前まで着用した「8」が印象的だが、実はプロ1年目の94年から02年までの9年間、着けていた。96年新人王、98、99年の二塁手での2年連続ゴールデングラブ賞受賞も「30」の時代だ。

03年からは高橋信二(1軍打撃コーチ)が身に着けた。この年、開幕マスクに抜てきされると正捕手に定着した。08年からは交換トレードでヤクルトから移籍してきた坂元弥太郎が2年間着用。10年からは、横浜との3対3の交換トレードで坂元に代わって加入した松家卓弘が3年間、身にまとった。

13年からは七飯町出身の鍵谷陽平(現巨人)が背負い、19年に巨人へ交換トレードとなり、移籍してきた宇佐見真吾が現在まで着用している。近年では、新天地での飛躍を期す選手たちが着けているケースが多い。