ロッテ荻野貴司外野手(35)がシーズン100安打に達した。

節目の安打は、打者一巡して回ってきた3回の2度目の打席。連続押し出し四球の直後、ソフトバンク千賀から制球重視で投げた148キロを中堅左への2点適時二塁打とした。

「相手はいい投手なので自分の持ってる力を出そうと思っていきましたけど、2打席目にいい場面で凡退(無死三塁で遊ゴロ)したのは反省して、それを次に生かせたのはよかったです」と振り返った。

プロ12年目。度重なる故障に悩まされ、シーズン100安打到達は19年の160安打に続く2度目になる。「疲れはありますけど、何とか大きいケガのないように、日々のケアをしっかりやりながらやってます」と継続しながら、シーズンは折り返し地点を過ぎ、あと6試合でしばしの中断に入る。

100安打の節目を通過し、打率もリーグ3位につける。「まだ途中なんで、あんまりそこ(=数字)は意識してないです。まだまだ先は長いんで」。登場曲を少しさわやかにアレンジし、季節を丁寧に駆け抜けている。【金子真仁】

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