オリックスT-岡田外野手(33)が6月度の「スカパー!サヨナラ賞」を初受賞した。

6月13日広島戦(京セラドーム大阪)で、同点の9回2死満塁から、ライト前に劇的サヨナラ打を放った。当時、開幕から22試合連続無失点中だった広島守護神の栗林が投じた150キロを捉え、歓喜のウオーターシャワーを浴びた。

受賞したT-岡田は「素直にうれしいです」と笑顔を見せ「あの回が始まる前に、回ってくるなら2死満塁やなとイメージはできていた。自分が決めるしかない場面で、決めてやろうと思っていました」と、サヨナラの場面での心境を明かした。

サヨナラ打は10年8月4日西武戦以来、自身3度目。11年ぶりのサヨナラ打に「そういう場面で回ってきても、決められない事が多かった。久しぶりの感覚というか、久しぶりにいいところで打てたなという感じだった」と振り返った。

チームは10年以来11年ぶり交流戦優勝、14年以来7年ぶりの前半戦首位ターンを決めた。苦渋を味わってきたプロ16年目の生え抜きは「チーム、という形になってきているのが一番。雰囲気もいい。まだまだいいチームになれると思う。そこは挑戦者。去年、一昨年と最下位だったことを忘れず、1試合1試合、引き締めていきたい」と先を見据えた。