ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)の1軍合流が、8月下旬以降になる見込みであることが9日、明らかになった。

マーティンは9日時点で再来日していないものの、井口資仁監督(46)はこの日、近日中に再来日する予定であることを明かした。前半戦21本塁打の頼れる主砲は、球宴に出場後、7月18日に米国へ一時帰国した。8月13日のペナントレース再開には間に合わない。

再来日後は2週間の自主隔離期間を経て、2軍公式戦1~2試合に出場させる方針。現時点では、8月末の1軍合流が現実的になりそうだ。指揮官は「向こうでもしっかり練習できているという報告は来ています。そういうところはしっかりやってくれる選手なので」と主砲に厚い信頼を寄せ「そこ(自主隔離終了後)からすぐ合流してもらえるようにしたいと思います」と期待している。

エキシビションマッチでは俊足の和田が多く右翼スタメンで出場し、7月28日の阪神戦(甲子園)では4安打2盗塁と大活躍した。DHにも入る好打者の角中、若き右スラッガー候補の山口らが競い合ってマーティン復帰までを戦い抜きながら、チーム全体の底上げを図ることになる。

同じく米国へ一時帰国していたフランク・ハーマン投手(37)は7月下旬に再来日済みで、間もなく自主隔離期間を終える見込み。また、6月中旬に獲得を発表したエンニー・ロメロ投手(30=元中日)も7月下旬に来日しており、コンディション次第では今週中にも2軍戦で登板する可能性がある。【金子真仁】