楽天がゲームセットまで集中力を切らさず、今季12度目の引き分けに持ち込んだ。
1点を追う9回1死。日本ハム守護神の杉浦から炭谷が死球で出塁。続く辰己も四球を選び、1死を挟み鈴木大も歩いた。2死満塁から浅村も押し出し四球を選び、無安打で追いついた。
守備でも集中していた。直後の9回裏、1死一塁から松井が代打郡を左飛に打ち取る。左翼手オコエが捕球直後に二塁へ到達していた一走杉谷が、二塁を踏まずに一塁へ帰塁した場面を二塁手浅村、一塁手鈴木大らが見逃さずに指摘。アピールプレーでのダブルプレーで試合終了とした。
以下、石井一久GM兼監督(47)一問一答
-最後はアピールプレーで試合終了
アサ(浅村)も(鈴木)大地もすぐにパッと指摘してくれた。集中してみんなやってくれていました。
-田中将は7回2失点
チームに勝つチャンスを持ってきてくれる投球をしてくれたと思います。なかなか追い越すことはできなくて、勝たせてあげたかったですけど、負けない投球をしてくれたと思います。
-今季最多の116球
充実した投球内容をしてくれていたし、体的にも問題ないと言うことで、7回までいってもらって、良い投球をしてくれたと思います。
-2番手安楽が同点の8回に19試合ぶりの失点
しょうがないですね。ただ、失敗をしょうがない、とならずに、安楽には日々成長していってほしいので、この失敗が彼にとって大事なものになればいいなと思います。
-打線は終盤好機を生かし切れず
なかなか1本が出ないというか、勝ちゲームの中で出てくる日本ハムさんの投手なので、なかなかそう簡単に打たせてくれない中で、ある程度チャンスを作れたことをことを評価してあげたい。杉浦くんが崩れたというよりは、ある程度ストライクゾーン近辺のボール、低いボールをしっかりとテイクして、ボールカウントを増やせたからこそ四球をもぎ取れた。与えてもらったというより、打者がその辺をしっかりともぎ取った四球だったと思います。