DeNA三浦大輔監督(47)が23日、初回に13失点したルーキー松本隆之介投手(19)にげきを飛ばした。高卒1年目左腕の松本は、22日のイースタン・リーグのロッテ戦(ロッテ浦和)で初回に2死しか取れず、打者15人に76球で5安打1三振8四球で13失点と炎上した。三浦監督は「記録どうこうはないですけど。高卒ルーキーの松本は、この経験をどう捉えて、どう生かして、どう乗り越えていくのか。何年かして、その経験を生かしていけばいい。そこは本人次第。打たれたりミスしたことは多々あると思う。高卒ルーキーですからね。この経験をどう自分のものにしていくか。逆に楽しみですけどね」と話した。

2番手のスターリン投手と合わせて、初回の17失点は“世界記録”となった。三浦監督はメンタルについて「大丈夫じゃないでしょう。ショックでしょう。ショックだと思いますが、何も感じない方が心配です。そのままショックだけで終わってしまうのか、それをバネにどう登ってくるのか。あまりにも大きなものがドーンと来ましたけど、それを跳ね返せるものがあるかどうか。周りのサポートもあると思うけど、本人がどう乗り越えていくか」と話した。

自身も若手時代、ファームで6連敗したこともあったという。松本の将来像について「乗り越えた時にはすごいピッチャーになる可能性もある。逆に僕はそちらの方が楽しみです」と、経験を糧として大投手に成長することを願っていた。【斎藤直樹】