DeNAが10連敗中の4月以来、今季3度目の同一カード3連敗を喫した。ヤクルト先発のサイスニードを打てず、7回まで牧秀悟の適時打による1得点に抑えられた。9回に牧の右翼線適時打で1点を返したが、反撃もそこまでだった。

三浦大輔監督は「攻撃させてもらえなかった。(サイスニードに)いろいろ対策を立てているが、ストレートを捉えられきれなかった。ストレートを捉えたのがオースティンの1本だけだった。そこですね」と打線を振り返った。サイスニードから放った4安打のうち、2本がスライダー、1本がチェンジアップを打ったものだった。同投手に対しては打率1割8分8厘と歯が立たず、2勝目を献上した。

投げては、中継ぎから先発に再転向してから初登板となった石田健大投手が4回、西浦直亨に3ランを浴びた。初回に最速148キロをマークし、最遅111キロのカーブで緩急をつけたが、4回に突然制球を乱した。三浦監督は「まだ4回で、しっかり準備をしてきましたから」とスタミナ切れを否定した上で「(打順が)2巡目から変化球でカウント取れなくなった。2巡目で意識した部分があったかもしれない」と分析していた。【斎藤直樹】

▽DeNA石田(19年9月年以来の先発で4回3失点)「久しぶりの先発で少し緊張はありましたが、きれいなマインドに立てることに感謝して投球しました。4回はテンポが悪くなってしまいました」

▽DeNA牧(64試合ぶりの適時打2本を含む3安打)「(7回の適時二塁打は)チャンスの場面だったので、甘いボールがきたら積極的に打ちにいこうと思っていました」