日本ハム斎藤佑樹投手(33)の高校時代の恩師、早実・和泉実監督(60)が教え子をねぎらった。引退報道に触れ「本当に、ご苦労さましかないです。よく頑張りました。球団を通じたコメント(最高の仲間とプレーすることができて幸せでした)を読みましたが、本当に、そのとおりのプロ野球人生だったのではないでしょうか」と思いやった。

早実時代は、06年夏の甲子園で優勝。「ハンカチ王子」は社会現象を巻き起こした。和泉監督は、当時を思い出しながら「プロ野球選手のように、皆さんにも取り上げられてね。彼にとっては、プロの11年間だけじゃない。あの優勝から、ずっと走ってきた15年間、16年間だったんじゃないでしょうか」と話した。

あの優勝から、15年が経つ。「僕にとっても、監督として今のところ一番の成績なわけですから。当時の子たちは、斎藤を含め、みんなに感謝です。ご苦労さまでした」と重ねて、ねぎらった。