ドラフト会議が10月11日に行われる。12球団の補強のポイントはどこなのか。各球団担当記者がポジションと年齢で見たチーム編成分布図とともに解説する。

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楽天のドラフト1位指名は投手が濃厚だ。田中将をはじめ、岸、涌井、則本昂と豪華先発陣がそろうが、4投手とも30代を超える。昨季のドラフト1位早川以下、藤平ら若手の突き上げに乏しい。石井GM兼監督は9月28日にノースアジア大明桜・風間球打投手(17)、市和歌山・小園健太投手(18)、高知・森木大智投手(18)の“高校BIG3”に「十分に評価しています」と反応。現状では風間、小園、社会人なら最速153キロ左腕のJR東日本・山田龍聖投手(21)が1位指名筆頭候補に挙がる。

もう1つのポイントは「右の主砲候補」だ。主力打者は鈴木大、島内、岡島、茂木、辰己、山崎剛、小深田と左打者が並ぶ。今季開幕前に日本ハムから横尾、19年7月に巨人から和田をトレードで獲得するなど20代前半の同タイプは在籍するため、高校通算56発の昌平・吉野創士外野手(17)、同70発の千葉学芸・有薗直輝内野手(18)ら高校生野手が挙げられる。【楽天担当=桑原幹久】

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