巨人岡本和真内野手(25)が、“攻守3冠”に輝いた。プロ野球の守備のベストナインを選出する「三井ゴールデン・グラブ賞」が2日に発表され、三塁手として初受賞した。

【ゴールデン・グラブ賞一覧】甲斐拓也最多得票 菊池涼介は9年連続受賞>

本塁打と打点の2冠王が同賞を獲得するのは、06年の日本ハム小笠原以来。球団では02年の松井秀喜以来19年ぶりとなった。得票数は2位のDeNA宮崎に151票差をつけて断トツの188票を獲得。「たくさんの指導者の方々に指導をしてもらい、たくさんの方にサポートしていただいたおかげです。現役のうちに1度は取りたいと思っていた賞ですし、なによりも欲しい賞だったので、評価していただけたことがすごくうれしいです」と喜んだ。

今季はリーグ戦全143試合にスタメン出場。リーグトップの守備率9割8分8厘を記録し、失策はわずかに4だった。1軍に定着した18年シーズンから4年間で初めて適時失策なし。本塁打と打点で2冠に輝いた打撃ではもちろん、安定した守備でもチームを支えた。

安定した守備の追求が、4番の打撃を支える一因になると考えている。「下半身を使いますし、細かい動きもやる。僕は打撃に生きると思ってやっている。継続してやっていきたい」と相乗効果をもたらしている。

念願のタイトルの1つでもあった。今年1月の自主トレや今季終了後も、同賞への思いを繰り返し口にした。昨季の投票では三塁手で1位の中日高橋に32票差の2位。今季は圧倒的な票数を勝ち取ったが「まだまだ下手くそなので、これからもしっかりと練習をして頑張ります」と先を見据えた。

巨人ニュース一覧はコチラ―>