DeNA石田健大投手(28)が“早仕上げ”で勝負をかける。15日、神奈川・横浜市のNISSANホールで「NISSAN presents 横浜DeNAベイスターズ トークショー」に田中健と出席。雪辱をかける今季に向け「アピールする立場。いつもより早く準備して、キャンプインまでには体ができるようにというペースでできています」と話した。

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昨季は中継ぎで開幕を迎えたが、シーズン後半は先発に転向。33試合に登板し、1勝2敗、防御率5・73と不本意な成績に終わった。質問コーナーでは「絶対打ち取りたい打者」を聞かれ、ヤクルト村上、阪神佐藤輝の名前を挙げた。「かわしながら、攻めながら、ホームランにならなければ点は入らないという感覚で攻めていければ」と攻略のポイントを挙げた。

トークショーでは、リリーフ経験豊富な両左腕ならではの裏話も披露された。壇上には日産リーフをベースとしたリリーフカーが展示され「座り心地もいいのでリラックスして、マウンドにいけます」と説明。乗車中は姿勢良く座ることを意識し「『集中してるぞ、オレは』という雰囲気を出しながら、いくようにしています」と登板前のルーティンを紹介した。

新しい電気自動車(EV)「ARIYA(アリア)」も試乗した。フロントシールドなどに配された「組子文様」を目にし「めっちゃ、かっこいいです」と興奮。車の運転が好きな石田は日産自動車の技術、斬新なアイデアに触れながら、MCの荒波翔氏、田中健とともに軽妙なトークを展開した。【久保賢吾】