19年以来となるオープナーの役割を、涼しい顔で全うした。昨季、パ最優秀中継ぎとして自身初のタイトルを獲得した日本ハム堀瑞輝投手(23)が、1回を1安打無失点。真っさらなマウンドに「ちょっと久々で気持ち悪いなという感じはあったんですけど…」としながらも「特別な思いはなかった」と、ひょうひょうとしていた。

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プロ6年目。19年には先発して1イニングを投げるオープナー、及び、オープナーをアレンジし複数イニングを投げるショートスターターとして、シーズンを戦った。20年以降、左のセットアッパーとしての地位を確立したが、BIGBOSSの意向もあって、起用法の選択肢を広げるために、再びオープナーに挑戦することになった模様だ。

昨季は中継ぎとして自己最多の60試合に登板も、オフの間に疲労は抜け、万全の状態でキャンプイン。実戦3試合に登板し無失点と、調整は順調だ。武田投手コーチは「精神的に落ち着いて投げられているので、安心して見ていられる」。さらなるステップアップを目指す左腕は「思った通りの真っすぐが投げられている」。課題は変化球。「もうちょっと精度良く投げられるようにしたい」と、開幕を見据えた。【中島宙恵】