オリックス山岡泰輔投手(26)が完全復活へ最終ハードルを乗り越える。15日の楽天戦(静岡)に先発。昨年9月の右肘クリーニング手術後初めて本番に近い投球数を設定した。

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「長いイニングを投げるのが先発の仕事。(15日は)5回までいけたらいいかな。80球、90球とか。開幕ローテに入れるように、アピールしていきたい」

オープン戦は2日ロッテ戦が3回で63球、8日の中日戦は3回2/3で56球と順調。肘の回復具合によってはリリーフでの開幕もあり得たが「全然大丈夫」と自信を深めている。「試合で100球とか投げてみて、張りの状態とか、感覚を確かめながらですね」と100に近い球数を投げることが先発復帰の目安となる。

入団した17年から毎年開幕ローテの6枠に入り、開幕投手も2度務めた元エース。実績は十分だが、今は先発可能なことを証明しなければならない。静岡草薙球場の登板はプロ初。連覇へのキーマンになる右腕にとって大事な静岡のマウンドになる。【柏原誠】