ロッテ西野勇士投手(31)が勝利の方程式の一角に加わる。チームは23日、ZOZOマリンで調整。井口監督は西野の起用を聞かれ「オープン戦でも良い形で投げてくれていますし、千隼(佐々木)と唐川の2人がいないのでしっかりと西野に埋めてもらおうと思います。ゲレーロと7回、8回をいければいい」と勝ちパターンの構想を明かした。

西野は20年6月にトミー・ジョン手術を受けて長期離脱。過去2年間、1軍戦登板がなく、開幕1軍入りは3年ぶりとなる。かつては守護神を務め、2年連続30セーブを達成するなど通算88セーブを誇り、リリーバー経験は豊富。昨季は佐々木千、唐川、国吉で守護神益田につなげていたが、今季は佐々木千、唐川が調整ペースが上がらず、開幕に間に合わない。国吉もオープン戦は不振だった。

白羽の矢が立った西野は「どのポジションも大事ですけど、勝ちを確信させるような継投を、次の回につなげることができたらいい」と受け止めた。