楽天小深田大翔内野手(26)が、先発起用に応えた。2点を追う3回1死満塁で打席に入ると、カウント3-1から、立野の内角147キロ直球を振り抜いた。右翼フェンス最上部を直撃する走者一掃の3点適時二塁打となった。「満塁でカウント的にも有利だったのでそこはしっかり。思い切っていけたんじゃないかなと思います」と会心の一打だった。

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試合前時点で6試合に出場したが、先発は2度。代走起用が多かった。また、本職の遊撃手ではなく、外野での出場も。「ベンチからのスタートでも代走だったりとかできる準備はしっかりしてという感じで毎日やっていた」。1日から新型コロナウイルス陽性判定を受け、一時離脱をするなど悔しさもあった。「でもしょうがないので復帰してから体を動かせるようにという気持ちの部分だけ持っていた」と話す。16日ソフトバンク戦から1軍復帰。淡々と出番に備えていた。

試合後は2年ぶりのお立ち台にも立った。ヒーローにプレゼントされる「楽天ポイント」10万ポイントの使いみちは「これから考えていきます」と控えめに笑った。石井GM兼監督からも「しばらく出場なかったけど、ぽんと出た時にしっかりと仕事できる状態っていうのを練習の中でもやってくれている」と信頼を寄せられていた。