ヤクルト高津監督の采配がはまった。8回は1発の可能性にかけて「2死走者なしなら(内山)壮真と決めていた」と代打起用。延長10回は「どういう状況でも清宮くんのところで変えよう」と、ベンチ入り唯一の救援左腕、田口を送り込んだ。2人の活躍に「今日は『ちびっ子スワローズ』って言おうと思ってたけど、最後ムネ(村上)が打っちゃったから命名失敗です」と笑った。

▽ヤクルト田口(延長10回無死満塁で救援。自己最速151キロを出す力投で中軸3人を抑え)「いろんなことを考えると思うような投球ができないので、無になっていきました。(満塁にした今野に)ごめ~ん、て言われました(笑い)」

▼19歳10カ月の内山壮が8回に代打本塁打。10代選手の代打アーチは18年8月19日広島戦の山本(DeNA)以来。ヤクルトでは初めてで、80年4月10日巨人戦で打った渋井の20歳7カ月を抜き、球団最年少の代打本塁打となった。また、交流戦での10代の代打本塁打も初で、14年5月31日ロッテ戦の乙坂(DeNA)の20歳4カ月を抜く最年少記録。

▽ヤクルト内山壮(8回にバックスクリーンへ、プロ1号同点ソロ)「そわそわした感じで(ダイヤモンドを)回ったので、次は歓声をかみしめて回りたい。体が小さくても打てるんだぞ、というのは証明したい」

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