西武松本航投手(25)が残り4人までノーヒットノーランの快投を演じた。

8回2死。109球目。ロッテ荻野貴に左翼線二塁打とされ、快挙はお預けとなった。ただプロ野球史上98度目のノーヒットノーランの期待が膨らむ投球だった。登板前日は「1人、1人しっかり投げていきたい」と語っていたが、まさにその言葉通り、アウトを積み重ねていった。

荻野の一打の後。辻発彦監督がベンチから出てきた。松本はマウンドに集まった野手とグータッチ。109球を投げ、1安打無失点。笑顔と悔しそうな表情が入り交じって、ベンチに戻った。2番手の平良にマウンドを譲った。

◆松本航(まつもと・わたる)1996年(平8)11月28日、兵庫県朝来市生まれ。小2から梁瀬少年野球クラブで野球を始める。明石商では1年夏からベンチ入りも、甲子園出場なし。日体大では2年春に6勝2敗でMVPに輝くなど、リーグ戦通算30勝。3年から大学日本代表に選ばれ、日米大学選手権などに出場。18年ドラフト1位で西武に入団。今季推定年俸5400万円。176センチ、87キロ。右投げ右打ち。

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