中日木下拓哉捕手(30)が全得点をたたき出した。

2戦連続で3番起用されると、初回は同点の中犠飛を放った。3回2死一、二塁では勝ち越しの左前適時打。7回1死一塁では左翼へ4号2ランで4打点。「笠原の家族が見に来ていて。家族ぐるみの付き合いで、彼の娘が好き。娘さんのために打ちました」。お立ち台で勝利の女神の存在を打ち明け、スタンドの爆笑を呼んだ。今季から長さ35インチの長尺バットを使う扇の要が、打線をけん引した。